こんばんは
ルシルのツネです。
僕の相棒たちです。
シザーケースには常時3丁のシザーと3丁のセニング(梳きバサミ)と1丁?!のレザーが装備されています。
キャリアと実績が浅い分、お客様に迫力と
"らしさ"を演出します←
演出できているかは知りませんがw
人として美容師として箔がついた頃には
シンプルになっていると思います。
メインにするものは、シザーかレザーかを髪によってベストな方を選択します。
シザーならメインとなるものを1丁。
装備してあるセニングは"こだわりのセニング"です。
通称 "セニングの魔術師"
天才鋏職人と呼ばれる栗林達也さん監修の
秀逸なセニングです。
(会って見たこともないのであれですが笑)
ポピュラーなのは"特殊形状"と呼ばれるもの。
僕のはその進化系。
昔の引っかかるセニングは、"特殊形状刃"になる前の旧来型。
傷ませるセニングです。
そんな"こだわりのセニング"を
常備しているわけなのですが
あまり使いません。
理由は、
かつて、ハサミ一丁だけで仕事をこなす美容師ってカッコいいな!と
そこに美容師としての付加価値を感じ
本物感 あるな!
と 思ったことがあり
実際 何が本物なのかも知りませんし
単純にその当時のエゴであり漢のロマン。
これだけです...
今は一丁だけ!というこだわりは特別ありませんが。
持っているのは秀逸なセニングなので
これでストロークしても引っかかりもしませんし、横に入れても馴染みますし、切られている側も切られている感が少ないです。
これは梳き率15〜25%なので馴染みやすいというのもありますが、持っている35〜45%のものでも馴染みます。
栗林さんのではないですが たまに 顔まわりのディテールづくりに8%の特殊形状歯のセニングを使うこともあります。
セニングだから傷むとかは思いませんけど
使い方を誤ると大変なことになるのも事実。
真ん中の画像に関しては、ヘアカタログで見つけた毛先の不自然なスカスカさが気になる写真と
左の方はセニングだけではないかもしれませんが、薄くなり穴が空いているのと
右の方は梳かれすぎて、逆に広がりやすく まとまりずらくなったとお悩みのお客様です。
使い方はもちろんですが、セニングのスペックで髪の損傷度が変わることも事実。
そして、僕の思うセニングを使わない方がいいお客様の例はこちら
余計、膨らませ、扱いずらくさせます。
扱いやすくする方法はいくつかあり
短くしていいのであれば
遠慮なく切っておさめます。
縮毛矯正をすれば扱いは格段と楽になりますしストレスから解放されます。
縮毛矯正で解放されるのであれば
遠慮なく矯正させて頂きます。
ハサミには出せないセニングでしか出せない毛先の質感もあります。
それをお好みの方には適度に使いますし、
メンズのように根元に梳きを入れ、短い髪を作ることにより立ち上がりやすくさせたい方にはもちろん
セニングを使うという選択肢もご用意してあります。
そのための常備です。
お客様のお悩み、求めるものに
出来る限り応えられるように
エゴの押し付けではなく
エゴではない、"僕のこだわり"を
提供できるように
自分の腕 然り、使うモノにこだわり
シンプルに洗練させていきたいと思います。
プロとしていちいちこだわるのは
当然だと思いますし
基本的に物事は表裏一。
自分が正しい知識を知れているのかも
知りませんし間違っていることも
あると思いますが
質を高めるためにも
多くを見て多くを知り体感する必要がある。
そしてこだわりを追究して
"自分らしさ"
を磨きたいと思います!
日々精進!
では _(┐「ε:)_
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